エジプトに到着して約1か月、ついに配属先の環境省に配属される日がやってきました。
環境省に行くのは3回目。
1回目はエジプト着いてすぐの挨拶のとき、2回目は小学校でワークショップをするという話を聞いて見学させてもらったとき、で今回の本赴任。
前回のワークショップ見学のときにカウンターパートのアブドラヒムから
「次来たときに今までどんなことをやってたのかと、ここで何ができるのかをプレゼンしてもらうからよろしくね!」
と言われていたので、準備してきたものを持って環境省の建物へ。
「(確か2階だったよな…)すみませーん、アブドラヒムさんの部屋ってどこですか??」
「ここじゃない。上の階。」
そういえばエジプトって1階がグランドフロアになるイギリス式なんです。
だから2階というと日本でいう3階。
ややこしい…
「すみませーん、アブドラヒムさんの部屋(以下略」
「そこ右行って左。」
「すみませーん、アブ(以下略」
「隣の部屋。だけど彼まだ来てないよ。」
部屋の前で待つこと10分。もう約束の9時過ぎてるけど、職員全然いない。
と、ここで同僚のエンジーさんが到着。エンジーは英語が話せるお姉さん。
前回のワークショップの時にも会っているので、そのときちょっと話はしたけどまた軽く自己紹介。
そして話は仕事の話に
「今まで何をしてきて、ここでどんなことができるの?」
知っているアラビア語を駆使して必死に説明するも細かい部分になると伝わらない…
そして相手の言っていることもよく分からない…
困った時はgoogle先生に聞くしかない!!
エンジーがgoogle翻訳を使って色々と説明してくれる。
「今までどんなこと学んできたの?」
「前の仕事は?ここでの仕事に活かせることある?」
「私たちは学校を回ってワークショップとかセミナーをやってる。」
「もちろんアラビア語でね。」
「今は学期末だから忙しくて職員はほとんで出払っている。」
「上司のアブドラヒムも外にいる。」
「ところで今日はJICAの人って来るの?前はJICAの人も来たみたいだけど。」
「そういえば前任者元気にしてる?」
ん?あれ、このgoogle先生おかしいなー。
今さらっと流したけど、カウンターパートのアブドラヒム今日来ないって言ってる。
昨日事務所から明日行くよって電話してもらって、そのときアブドラヒムいるって確認したはず。
「今日ってアブドラヒムさん一日中いないの?」
「そうなの。だからプレゼンはボクラ(明日)ね。」
まじっすか。
ドキドキワクワクで初日を迎えたのに、残念というか肩透かしというか…。
まぁこんなことあるかもと予想はしてたけどさ。
そこから自分が使うらしい席に案内され「とりあえず今日はここにいてね」と言われ放置。
しょうがないので、とりあえず持ってきてたアラビア語の本で勉強しつつ、周りを観察。
(エンジーもさっき言ってたけどみんな結構忙しそうだなー。隣の人もさっきから書類持ってあっちこっち行ってるしパソコンかたかたやってるし。)
カタカタ、カチカチ
ちゃらら〜〜ん
ん?
カタカタ、カチカチ
ちゃらら〜〜ん
隣から聞こえてくる…
カタカタ、カチカチ
ちゃらら〜〜ん
ってパソコンでゲームやってんじゃねーか!!!!!
忙しいんじゃねーのかよ。笑
まぁこれもある意味予想通りだけどさ。
だってこの前、別の省庁に行ったときにそこの職員もゲームやってたし。
日本じゃとても考えられないけど。
カタカタ、カチカチ
カタカタ、カチカチ
チャララ、チャッチャチャーーン
あ、レベル上がった。笑
そんな配属初日でした。
おわり
にほんブログ村のランキングに参加しました。
ポチッとクリックお願いします。
エジプトに来て1か月。僕のレベルはアップしてくれません。