少女漫画でよくある第一印象が最悪なのに恋に落ちるパターンってなんか呼び方あんの?

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年始の三が日はダイビング三昧で4日はお仕事がお休み。

食っちゃ寝食っちゃ寝をして少し遅めの正月休みを満喫しました。

正月休みと言っても1日だけだったけど。涙

寝正月で貴重なお休みが終わってしまったけれどもやっぱり正月はこうでなくちゃいけないよなと思うわけです。

正月早々海に潜るなんてとってもクレイジーな素敵な考えをお持ちのお客さんたちとわいわいきゃっきゃ言いながら海に入ったのですが、そのときある話になりました。

このお仕事をしていると、普段会う人は基本的には旅行でダイビングに来たお客さんばかりになってしまいます。

そんで、よく聞かれる質問がいくつかあって、

「お兄さんは宮古の人なんですか?」

「どうして宮古島で働こうと思ったんですか?」

「どうしてこのお仕事しようと思ったんですか?」

だいたいこのコンボ決められます。華麗に決めてくるので不可避です。

今回も案の定不可避だったのですが、

いや、あなたはどこぞの面接官なん?とは思いつつ、お客さんも本当に知りたいわけじゃなく会話のきっかけとして聞いてるのはわかってるので別に嫌な気持ちにはなりませんが…

「どうしてこのお仕事しようと思ったんですか?」

これを聞かれるとだいたいいつもなんとも言えない気持ちになってしまいます。

どうしてって言われても自分自身よーわからんし、別に宮古島が好きで好きでたまらないから来ました!ってわけでもない…。

なんとなく流れで来てしまった感があるので。

とは言っても、お客さんに正直にそんなこと話すのもどーかと思うので、だいたいダイビングが好きで~とか、宮古の海に惹かれて~とか言って切り抜けています。

この話をするのにどうしても避けては通れないのが、僕がダイバーになったきっかけ。

あれは忘れもしないエジプトでの青年海外協力隊のとき。

エジプトって砂漠のイメージしかないですけど、実は地中海と紅海に挟まれていて、意外と海に馴染みが深い国でもあります。

特に紅海は世界でも有数の透明度を誇る海でありながら、物価の安さから世界最安クラスでダイビングができるダイバー憧れの海なんです。

エジプトに住んでた当時の僕ももちろんそのことは知っていて、なんならエジプトに行く前から2年間の間に絶対ダイビングのライセンス取ってやるぞと意気込んでいたわけで。

九州のド田舎出身の僕は生まれも育ちもどちらかといえば山、知っている海といえば有明海の干潟みたいな海か玄界灘の荒々しい海。泳ぎが得意なわけでもなく、むしろ泳げない方だったし、今思えばなんであの頃はあんなにダイビングのライセンスを取ろうと思っていたのか不思議なのです。

よく考えれば、言葉もよーわからん国で泳げもしないのによっしゃダイビングやるぞ!って考えてた自分が恐ろしいのですが…。

まぁそんな心のうちに秘めた謎の情熱を胸にエジプトにやってきて、虎視眈々とその時がやってくるのを待っていたのですが、ついにその時がやってきたのがエジプトでの最初の冬~春。

エジプトの冬がこんなに寒いなんて聞いてないよ!と自分のリサーチ不足を棚に上げ、エジプトの夏仕様の部屋の中で寒さに震えていた1度目の冬。

寒さのせいか、はたまた全然順調に進まない活動状況に心が折れていたのか、僕は猛烈にホームシックになっていて、誰彼構わず友人に連絡を取っていました。

そのとき同期のヨルダン隊員がエジプトに遊びに来るよと。

しかもその同期はダイビングのライセンス持ち。

同期が遊びに来てくれることがよっぽど嬉しかったのか、ついにそのときが来たことに折れた心が復活したのか、今となってはもう覚えていませんが、気づいたときには紅海沿いのリゾート地ハルガダで体験ダイビングをすることになっていました。

ついにやってきたそのとき。

ああついに僕はダイバーとしての一歩を踏み出すんだと。

……

………

……なぜかわかりませんが、
今そのときのことを思い出そうとしても思い出すのは強烈な耳の痛みと、鼻に水が入ってくる不快感と、なんで俺は必死になってこんなおっさんと手をつないでいるんだろうという頭の中に浮かんでくる疑問符のみ。

綺麗な海の中の景色だとか海の中で呼吸している!とかいう感動なんて全く思い出せないのです。

つまりはそういうことです。

僕にとってのダイビングとのファーストコンタクトは最悪の出会いだったのです!!

つづく…

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つづくとか言ってつづいた試しないって思ったあなた!!!!
なんかすみません!!!

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